< 「情緒」
〜4、生理の情緒。
外の現実世界との心理的で情緒的なかかわり方が、
自己の精神の、明るさ暗さに大きく影響している。
また、そうした気持ちのあり方が、
外の世界の空気の重さや軽さ、
明るさや暗さとして感じられているのである。
それは自分自身の心の世界なのであって、
そうした自分自身の情緒でもって、世界を見ている。
またそのように、見えても来るのである。
そうした意味で外の現実世界は、自分自身の
精神の投影された世界とも言えるのである。
そしてまた同時に、人間はそれに気づくことのないまま、
外の現実や、自然環境といったものに、
生理的・情緒的に大きく左右されていて、
そして支配され、条件づけられ、
方向づけられているのである。
戻る。 お終い(17目次へ)
|