「心情」
〜5、人格破壊―その1。
これが「文化」というものなのである。だから誰も、それが許せないないこととか、間違っているとか、おかしなこととは思わないのである。もっと正確に言うと、当然のことと思っているのである。もちろん、口には出さないが。しかしそれが、みんなが当たり前のこととして受け入れて来た、常識なのである。「自然体」などとも言っている。これが、「文化」なのである。暗黙の了解、不文律、作法といったものである。日本の「文化」のもっとも本質的なところを、単純明快かつ明瞭に表現しているのである。 このようなセクハラは、日本全国、津々浦々、いつでも、どこでも、当り前に行われている。拡張して言っいるのではない。実際に、本当に、文字通りに行われている。だから、これを問題視すること自体が、異常なのである。反対に、どこかおかしい人間としてひんしゅくを買い、周りから相手にされなくなるのである。とはいっても、韓国も中国もインドも中東も、みなそうなのであるが・・・。むしろ日本が最もマシなほうなのである。 セクハラに逆らう者は、空気を読めない人間、職場の「和」を乱す者として、目を付けられ、干され、左遷され、追放される。一言で言って、「従う」しかないのである。これが文明誕生以来の日本の、変わらないオキテなのである。だれも逆らえないし、逆らってはならないのである。そうやってみんなが上手くいっているのだから。 |