「自意識」


〜3、韓国―その2。


そして、「北方遊牧民」はいつも朝鮮半島を折檻し支配し続けた。ただし直接統治でなく間接統治、属国・衛星国家としてである。従ってまた、そうした事情も現実逃避の観念世界としての、中華思想がはびこり育つ温床となったのである。

朝鮮は、中国を支配する「北方征服者」の下で、それに従って生きて行くしかなく(事大主義)、かといって、それを見習わず序列の下に入ろうとしない日本は野蛮人の国なのである。そうでなければならなかったのである。朝鮮人は、日本を自分たちの下に置くことによって自分自身を意識しようとしたのである。

そして、それが自分たちの残された数少ない「プライド」でもあったのである。こうした「プライド」さえも失うと、朝鮮はただ宗主国(=中国)に従うだけの、ただたんに卑しいだけの存在になってしまう。だからどうしても、なんとしても日本は自分たち朝鮮よりも下でなければならなかったのである。これは現在でも同じである。

もどる。              つづく。