index < 日誌 < 2018 < 13「わがまま」 |
いまだ何かの考えまで達することのない、感覚的なわがまま。それは肉体の感覚である。意識するとか考える以前の肉体が直接に感じる感覚のことである。 それは、自分が経験した記憶の中にある感覚かも知れないし、あるいは自分が経験したことのない祖先の記憶としての、生まれたままの自分にもともとあった感覚なのかも知れない。要は、そうした区別すらもあいまいな 本能的で直感的な「わがまま」という意味である。 自意識というのも有るのか無いのかもわからない。あったとしても、それが意識されないような、けじめのないはっきりしない意識である。自分と外の世界が区別されないような、そんな、あいまいでぼんやりした世界である。自分と外の世界が一体となったような、そんな直感的で本能的な世界である。 |