index < 日誌 < 2018 < 13「わがまま」 |
そこでは、いまだ自分と他人とが、はっきりと区別されてはいない。それは、相手がいるのかいないのか、わからないような、そんなはっきりしない、いわば、自分自身の感覚にたいする、反応でもある。だから、どこか夢の世界のようでもある。 意識もせず、考えもせず、相手もなしに一人で、泣いたり笑ったりしているのだから。だからまたそれは、感情というよりも、情緒のようでもあるし、意識から切り離された、感覚に対する感覚のようでもある。つまり、意識とは別の肉体の感覚とでもいうべきものである。 |