index < 日誌 < ai原理< 「情緒の傾向」p13/


 
1、感情だけ。



気のおもむくまま、やりたい放題、好き勝手に生きる。自由という名の自己責任もリスクもいらない。法律、約束事、ケジメなどといったことは、自分を縛りつけるものでしかない。わずらわしく、うっとうしくて自分を不自由にするだけだ。

その時々の感情のおもむくままに、その場その時の雰囲気と感覚だけで生きる。それが、自分にとって最もわかりやすいし、自分に合ってるし、何も悩まないで済むし、そしてそれが正に自分自身そのものだからである。自分のすべてであるし、自分の根源でもあるし、自分以外の何ものでもないからである。しかし、一人で生きて行くわけにはいかない。感情も、情緒も、思いつきも、気まぐれも、集団としてのみんなといっしょにいてこそである。

理屈も、法律も、人格も要らない。そもそも、自分と他人の区別など無いのである。ない方が良いのである。感情と気まぐれだけで生きるとは、こういうことなのである。だからまた、自己意識というものも存在しない。存在のしようがない。このような感情だけの世界にあっては、自己意識などというものは、わずらわしく、うっとうしく、ただひたすらに災いのタネでしかないのである。

履歴へ             続く。

index < 日誌 < ai原理< 「情緒の傾向」p13/