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あるのは勝手気ままな気楽さや、気まぐれだけである。意思なき情緒だけで世の中が動いている。自分自身というのを見失っていて、そもそも心の中に、そうしたものが入る余地がないのである。 自分自身というのが入る「入れもの」が、心の中に無いのである。もともと、自己意識というのが無いのである。それが不思議とも思わないし、不便とも、不自由とも思わい。そうした社会システムの中で生きている。 自分というのを喪失した精神は、気ままで、思いのままである。上位者に逆らわない限り、どんなことでも許される。そうした、意思なき感情だけが支配する世界。そうやって生きて行ける社会である。だからシアワセなのである。 どんなことでも、なにをやっても許されると思えてくるのである。自分が生きるも死ぬも、そんなことはどうでもよい、ヘッチャラなことのように思えてくるのである。自分自身に対する恐れも、恥も存在しない、とてもシアワセな世界なのである。 |