index < 日誌 <d無意識 < 「象徴」p3/ |
なにかを思う、感じる、連想する。あるいは印象するというのは、精神の働きであって、通常の日常的には、外からの刺激が感覚? 意識? 思考といったルートをたどる。そうした蓄積が、経験と記憶となり、やがて習慣やシキタリといった常識となってゆく。 道徳や礼儀作法、正義や悪といったものも、その延長線上にある。予感または象徴、ないし暗示などもそうである。自己と生活の観念化とは、このことであって、そうやって精神は現実を理解するのである。 予感とは、そうしたシステムのルートの外にあるもので、蓄積され常識と化した感覚の外にあるものである。予感とは、このような通常の感覚から離れた、別のところから入ってくる感覚なのである。それは非日常であり、非常識であり、そしてまた、ある意味で異界からのメッセージ、未知の世界からのお便り、とでも言えるものなのである。 |