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遠くの山々や、近くに見える野原や川辺。それに道行く人々の服装、そして歩き方や顔の表情にもそれがよく表れている。おだやかなのである。優しげで、楽しく軽やかである。 いま、いだいているこの感じと情緒といったものを大切にしていて、それを壊されないようにデリケートになっている。そして、それを喜び楽しみながらも大切にしまい込んでいる。でもやはり、うれしさというのが身体全体からあふれている。 服装にしたって、軽やかで伸びのびしていて、それでいて、やわらかく優しげな感じである。ケバケバ、トゲトゲしたのを好まないのである。だれもが親しく溶け込もうとしている。春の陽ざしと空気を求めて、カラダいっぱいで吸い込もうとしている。 |