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外の現実との心理的で情緒的なかかわり方が、自己の精神の明るさ暗さに大きく影響している。また、そうした気持ちのあり方が、外の現実の「空気」の重さや軽さ、空気の明るさや暗さとして感じられているのである。それは自分自身の心の世界なのであって、そうした自分自身の情緒でもって現実を見ている。またそのように、見えても来るのである。 そうした意味で外の現実世界は、自分自身の精神の投影された世界とも言えるのである。そしてまた同時に、人間はそれに気づくことのないまま、外の現実や、自然環境といったものに生理的・情緒的に大きく左右されていて、そして支配され、条件づけられ、方向づけられているのである。 |