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1、原理。



型式とか形式といったものは、定まったもの、変わらないものであり、定形化され、あらかじめ決められたものであるが、それは表面的な外見上の、目に見えるカタチにおいてそうだと言えるのである。だから、その中身が問われることがないし、知ることも出来ないし、知る必要もないのである。そこで問われているのは、表面的な見えるカタチだけなのである。

そうではなくて、それとは反対に、表面上の目に見える部分は常に変化し続けているのに、その中身や内面といったものが少しも変わっていない場合がある。このことなのである。その内的原理、その必然性において常に自己同一であり続ける原理といったものがそうなのである。

どういうことかと言えば、色や模様、すがたや輪郭が常に変化しているにもかかわらず、その変化のパターン、変化の方向や指向するところ、その秩序や順序、変化の仕方や、その規則性といったものが常に同じなのである。


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