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表面の外見的には千変万化し、多種多様に変化をくり返しているのであるが、それらすべてに首尾一貫した同一の共通性が、秩序や規則、方向性として現れていて、それが確かめられるのである。外見上のカタチは変化していても、その本質的な実体は少しも変わるということがない、ということなのである。 それが変わらないのは、それが自己の同一性だからである。変わらないというのが、自己が自己であることの証明となっているのである。表面上、あるいは外見上どのように変化しようとも、そしてまた、変化そのものがいつもの常態であったとしても、どこか変わらないものがある、ということである。それは外見上のすがたカタチではなくて、むしろ、それを生み出している本質的な原理において、そうなのである。 それは、それだけが本来持っている、固有の内的必然性なのである。そこにしかない、それだけが持つ、それだけで自律した、他のものと区別される特徴、個性なのである。それは言わば、概念上の区別、概念上の輪郭や領域といったもので、そうやって人間は、現実の世界を観念化し、合理性の下に理解しようとしているのである。 |