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こうしたときに夢が現れる。 自分が感じていること、変化する外の状況に対して、なんらかの意味づけをして、それを現実の理解できるものとして捉(とら)えようとするのである。そうやって自分を納得させ、落ち着かせ、自分というものの根拠と理由を確かめているのである。 そうしないことには、自分というのを見失い、わからなくなってしまうからである。他者が自分の中に入って来て、自分を呑み込もうとしているのである。だから、そうした、自分に対する理由づけなしには、自分で、自分の感情や感じ方といったものをコントロール出来なくなってしまうからである。 それは自分自身と、外の世界の創造と認識の途上にあって、そうやって自分をたしかめ、外の世界を見ているのである。そうやって自分というのが意識され、概念化され、現実の世界で生きている自分の生活というものが、観念化される。 そうやって、外の現実世界というものが自己の内面世界へと反映され、映し出される。自分というのが確かめられ、意識される。外の現実とは別のものとしての、自分というのが自覚される。 |