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青色に白が混じると、それは地平線の色である。地平線上の不飽和水蒸気が地表部分を白く見せていて、それが上空の天空に近づくにつれて青くなる。より 真上部分にあると非常にわずかであるが黒色が混じる。 これは真上であればあるほど、真っ暗な宇宙空間を地上から直角に見ているのであって、それだけ青の大気圏を薄く見ているからである。事実、真夏の天空は四季の中で最も強い「青」、すなわち薄く黒色が混じっている。これが「青色」を力強く濃い色に見せている。 しかし普段、われわれ人間が天空を見るのは、ほとんどない。あるいはその「青色」の違いについて、見ていてもそれに気づくことは、まずない。その必要がないからだ。これは地平線上の「水色」についてもそうである。青色に限りなく多く白色が混じったのがこの「水色」なのである。 |