index < 日誌 < 2018 < 18-20 衝動。 |
人間の欲望や利害、情熱や衝動といったもの、そしてまた、それを包んでいる社会のキズナとか秩序といったものが何かを創造し形成していく。文明が上昇していく時代であれば、それへと向かうし、またそれは美しくも見える。 しかし、何もかもが満たされて衰退し、文明が没落していく時代にあっては、それは個人的な欲望へと向かう。それを発散する場所というのが他にないからである。 だが客観的に見るとそれは同じことである。人間は自分が与えられた場所で、そして自分が何かをしうる事に対して情熱を向けているだけなのである。他にしようがないのである。自分の情熱をぶつける場面といったものが、そこにしかないからである。 |