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3、リズム。



それは目に見えないものであるが、感覚的にそれと感じることができるのである。オキテ(掟)、シキタリ、習慣、風俗、法律、社会システムなどがそれである。

そしてより本質的には、それらの中を一貫して底流する意志のようなもので、その指向する方向や、秩序や合理性の内的必然性といった原理がそうである。

暮らしや、考え方や、行動する人間の様々なすべての場面で、それらがどこかで同じものとして、共通するものとして感じられて来るし、迫(せま)ってもくるのである。

その精神のあり方や揺れ動く心のありさま。そうした、心の持ち方や移ろいといったものが感じられてくるのである。その感覚や感受性の特殊な傾向といったものが、それを見る者をして伝わってくるのである。響き、共鳴し、そしてコダマするのである。それは自分自身のリズムであり、調和であり、そしてまた、自分と他者との精神の交流の証明となっているのである。


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