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現実にある文化や法律、あるいはルールやマナーといった、そうしたことが、習慣や当然のこととして、ごく自然な、無意識の気にもならない情緒となっている状態。条件反射、または凝り固まった習慣となっている状態。 このような状態の中からは自分自身というのは意識されない。個人は集団のなかに理没したままである。自分で自分の自己意識を意識することもない。そうしたキッカケも、場面も、必要も、そうした社会にはないからである。それは、システムの根本的な変化のない、同じことが永遠にくり返される世界である。 だからまた、そうでない者、異質な者、得体の知れない者は不要な存在なのであり、それどころか、システムを破壊する恐れのある、災いと厄介のタネでしかないのである |
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