index < 日誌 < af必然< 「傾向」p3/


 
1、気まま。



「気まま」というのは、直接的な関係であって、自分で、自分に対する客観性といったものを意識することがない。だから、自分と他人の区別のない主観性の世界、自分自身を意識することのない、思い込みと気まぐれ、気まま、自分だけの都合、感情と情緒だけの移り気の世界である。

物事の筋道とか因果関係といったものが省(かえり)みられない、感情だけの世界なのであって、論理とか理性が意識されることのない世界である。そもそも、そういうことが必要とされない世界であって、また意識もされてはならない世界なのである。

現実世界というのが、自分とは別の必然性を持つ客観世界として意識されることも、自分というのが、自分から見た自分と、他人から見た自分とに区別されることを知らない世界である。ひとことで言って自分の主観性だけで動いている世界である。


履歴へ              続く。

index < 日誌 < af必然< 「傾向」p3/