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いつも心の奥底のわけのわからないところに、わだかまりみたいなものが控えていて、それが何かのキッカケでふっと外に踊り出てくるのである。はたしてそれが何なのか、なぜそうなるのか、自分でもよくわからないのである。 ただ何かのキッカケで、それがどんな、何のキッカケかはどうでもよいことで、要するに、外へ出て来ようとするのである。まるで、めざめるというか、気づくというか、どうしょうもなくいたたまれなくなって、自分の顔の表情とか行動に出て来てしまうのである。 かっこ悪いし、場違いだし、空気が読めないというか、自分勝手のようにも思えてくる。でもやはり仕方がないというか、自分の中から外へ向かって出てきてしまうのである。こうした自分はいったい何なのか、どうしてそうなるのか自分でもよくわからないのである。 ただ、そうしてしまうというか、それが自分の義務とか務めのように思えて来て、あるいは、自分が自分で無くなるように思えて来て、そうしなければならないことのように思えて来て、そしてやってしまうのである。こういうのを、思い込みとか、偏見、自分勝手、独りよがりと言うのだろう。 |