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4、キズナ。



それは、そうであるべきで、そうであるはずで、そうでなければならないと思っている、ないし、思わされているというのが社会にとっての、そしてまた自分自身にとっての理由というものになっているのである。

だからまたまた、白が黒に見えても来るし、また、そのように思えてもくるし、あるいはそこまでいかなくても、白黒の違いなどどうでもよいことで、もともと違いがないもの、違いなどあってはならないもののように思えてくる、また、そのように思わなければならないし、そうであるはずのものとされるのである。

そして、このように思えてくるし、思わなければならないとされるのが、こうした社会の条件なのであって、前提でもあって、その社会の成員の誰にとっても、それが正義であり、共有感情であり、そして社会を統合してゆく結合力、絆(きずな)となっているのである。


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