index < 日誌 < 2018 <3 |
「群れ」 |
4、原理。
バレさえしなければ、なにをやってもよい。そう思えてくるのは、 相手が「群れ」から排除された、弱い存在だからである。 自分だけでは抵抗できないし、報復する実力も能力もない。 組織も権力も持っていない。つまり、だれからも見捨てられた、 群れからのはぐれ者である。だから、なにをやってもバレない。 バレても咎められることはない。自分たちはみな仲間で、 仲間でないものに対しては何をやってもよいのである。 このような、ささやきに惑わされるのは、 自分で自分の心を問うことがないからである。 してはいけないと、 だれか偉い人から言われて、そうしているだけで、 自分自身が本当にそう思っているのではないのである。 ここに、根本的な勘違いがある。自分は、ただ、 そのように思わされているだけなのであって、それが、 本当の自分の考えではないということが、気づかないのである。 考えたこともないし、それ以前に、そうした発想そのものがない。 また、そうした、自己意識が芽生えるということもない。 |