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1、かかわり方。


自分が自分の中で、過去の自分と現在の自分とに分裂していて、まるで、自分が他人のように見えてくる。しかし、それは仕方の無いことであって、そうして嫌が上にも自分に意識されてくるのである。

しかしまた、そうやって自分が、主体的・積極的に生きているのではない。そんなことは、現実を生きている本人にとって見れば関係のないことなのである。ただひたすら、ただたんに生きて行くためにそうしているのである。

そうせざるを得なくなっている、そうするしかない状況に置かれている、ということなのである。これが現実を生きている人間なのであって、そうした条件と環境の世界をいきている、ということなのである。

つまり、それ以外の生き方が出来ないように出来ている、ということなのである。そして、これが人間と世界との関わり方なのである。そして、この世界での人間の存在の仕方なのである。これを離れたところに、人間は存在しないのである。

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