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2、意識。


それが当然で普通のことで、それ以外には成り得ず、それしかないような社会では、それが「自覚される」といったことがないのである。自覚する必要もなく、また、自覚されてはならないことなのである。それが、意識されることが出来ないような、そうした世界を生きているのである。

そうして始めてこれが、常識になるのであって、正義や心理、そして信仰にもなり得るのである。それは意識してはならないものなのである。意識する時点でそれは、常識でも信仰でもなくなるのである。

信仰とは、自分が「信じるもの」のことであり、自分自身の「理由」のことなのである。「信じるもの」が無くなれば、自分が誰なのか分からなくなり、自分を見失う。だからそれは意識してはならず、また、意識出来ないように出来ているのである。

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