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見る・聞く・触れる・臭うなどといった、感覚器官の直接の感じ方だけでは、心地よさとか憂欝などといった、気分や気持ちといったものは生まれてこない。 それは気分というよりも、それ以前の感覚の刺激そのものなのである。そして、この刺激に対する感じ方というのが複雑に絡み合って、それが一つの「感じ方」よいったものを作り出していて、そしてこれが気分や情緒の感じ方というものを作り出しているのである。 あるいはまた、自分の感覚器官で感じられたものが、自分のなかにある何らかの記憶と結びつい当た時に、恐ろしいとか美しいとか、楽しいといった感情となって意識される。たとえそれが意識されていなくてもである。 |
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