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人間のすがたカタチ、そしてそれが持つ現実の可能性といったもの、そしてその必然性といったもの、それらがすでに、人間のすがたカタチによって示されているのである。現実に表現されていて、現れているのである。 人間は、自分自身のこの生きた肉体によって、すでにあらかじめ制約され、条件づけられているのである。そしてそれが、すなわち、どうにもならず、どうしようもなく、やむを得ず、そうなるしかない、逃げることも避けることもできない、人間の現実といったものなのである。 そしてまた、これが人間をして、あらかじめ事前に設定されている条件や制約、方向といったものなのである。人間はそのようにしか成れないという意味でそうなのである。 そしてこれが、人間が成し得る現実の条件であり、絶対的強制力といったものなのである。そしてそれが、何か人間以外の絶対者による「意志の強制」のように感じられてくるのである。人間が守らなければならない、シキタリやオキテの根底にあるように思えてくるのである。 |
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