index< 日誌 < am種 <  18-348「内的同一性」p10-


 
1、あらわれ。


人間が見るもの、聞くもの、触れるもの・・・等々。総じて人間の感覚が知り得る世界。そうした現実の世界といったものは、人間の精神の表現であり、自己の精神が「すがた」カタチとなったものであり、自己の精神の表れであり、その「しるし」である。人間には、そのようにしか見えないし、また、そのように人間というのが出来ているということである。

なぜなら人間は、そうして自分自身を見ているからである。そうして自分にとっての意味や理由といったものを見ているのである。意味や理由といったものは、自分が生きているこの現実の世界にしかないからである。なぜならこれが、人間が知り得るもの、知ることが出来るもののすべてだからである。


履歴へ                          続く。

index < 日誌   am種 <  18-348「内的同一性」p10-