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それは舞台であり、場面であり、そしてまた、これが現実のすべてなのである。それ以外になく、それしかなく、そしてそこにしか人間が現れる場所というのがないのである。これが、人間が生きている現実の世界なのである。 これがまた、人間が知っていること、出来ること、理解できること、そして人間の感覚が感じることの出来るすべてなのである。人間の生活や、人間が生きている場所、そしてその歴史がそうなのである。あるいは感情や感覚、感性のすべて。そして、それが現れる場所であり、発見され、生まれ出てくる場所なのである。 あるいはまた、それを基にして、そこから何かを作ったり、建築したり、芸術を創造したり、イメージしたり、といった何かを創り出す現実の世界なのである。それなくしては、なにごとも成し得ず、想像し得ず、想像できず、実際に何かを作り出すといったことが出来ないのである。これが人間が生きている現実の世界なのである。すなわち、これが現実という物的世界なのである。 |
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