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ヨーロッパのように、自然の変化の乏しい世界では、自分の中に変化を見つけるしかないのである。また、それが自分を意識する場面ともなっている。 これは、ちょうど受験勉強の際に、整理整頓された部屋を必要とされるのに似ている。意識が自然と内的世界に向かうのである。意識が向かう場所というのが、そこにしかないからである。そのように仕向けられるのである。 乱雑で整理されず、どうしようもなくバラバラで混乱した空間では、意識が何かに集中するということがない。集中のしょうがないのである。世界というのが、自分にとって、つかみどころのないワケの分からないものであり続けるからである。だからまず、部屋のなかを整理してから何かを考えようとするのである。 また、それが出来るのは、部屋というのが整理整頓しやすい、または、それが出来る空間に限られるのである。 |
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