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1、なりたち。


たとえば、国内戦争においても、それが短期決戦・短期収束を無意識の前提、当然の常識として、作戦や戦争計画が策定され、そしてまた、実際にそのような経過をたどる。言い換えると、それ以外の経過をたどる、ということが無いのである。

日本という島国の、この逃げ場のない狭い空間が、それ以外の軍事行動というのが成り立たないようにしているのである。

だから、このような短期収束といったことを自然の前提として、誰もがそれを当然のこととして物事を考え、そしてそのように行動する、といったパターンが定着しているのである。これが、この狭い「島」という空間の、囲いの中の世界なのである。

無意識のうちに、知らず気づかないまま、自分でも意識することなく、そうした行動を取るのである。現実の地理的空間の制約がそれしか出来ないようにしていて、また、それしか知らず、そしてまた、そうした世界を生き続けてきたのである。

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