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そして実際、歴史上の出来事というのが、そのように決着してきているのである。どこを探しても、それ以外の終息をした例がないのである。そもそも、この狭い空間で、分裂した状態が長く続くというのが、物理的に不可能なのである。 そうして、このような考え方と行動のパターンというのが、自然に出来上がってくるのである。それはまた、無意識の世界でもあって、これを、外から見ると、まるでこれが日本という秩序であり、規則や法則のように見えてしまうのである。それ以外の行動のパターンというのが見当たらないのである。 それは、限られた空間という現実の世界の中にあっては、それ以外の存在というのが許されないのである。これが現実の世界であって、人間はそうした現実という制約と条件の世界を生きている。 そしてまた、それ以外の考え方や行動というのがあり得ず、無意識のうちに、そうした制約された思考の世界を生きているのである。そうした制約された思考の範囲の中でしか行動ができないのである。 |
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