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ていて、何かしら方向づけられているのであって、そしてまた、目に見えない強制力によって、あらかじめ設定されていると思えてくるのである。 無意識の内にそうした方向を取るのである。あるいはまた、そうした自分のなかにある、無意識の世界に支配されているのである。もともとそのように条件付けられていて、そして自分のなかにも、そのような傾向があらかじめ備わっているのである。 そのようなものとしてこの現実の世界に生まれ出てきているのである。何かを意識すると言っても、そうした意識そのものが、すでに無意識の世界によってあらかじめ定められているのである。 そしてまた、このような現実の条件、そしてその仕組みや設定のなかでのみ、人間は自由たり得るのであり、自分の能力と意志の可能性を十分に発揮し得るのだと思えてくる。こうしたことが現実を生きている人間の世界なのである。 |
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