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他人の事なのに、自分もまた、そのように感じてしまう。他人の考えが分かったり、それが自分にも伝わってくるというのは、どういうわけなのだろうか。それは、それ自体が、自分のなかにも、何かそれと似たといころがあるからであって、そしてそれを通して感じているのである。 それは、自分自身の肉体が、もともと持っているバランスであり、リズムであり、生理作用の特徴であり、そしてまた、これをひとことでいうと、種としての同一性がこれをもたらしているのである。自分のなかにも同じものを感じてしまう、ということなのである。そうした感じ方や感覚器官に互換性があるということである。 あるいは、少なくとも、そうした原因になるようなものを共有しているということである。もちろん、それぞれが別々の個体であるというとことから、それが影響する感じ方にも違いがるというのも当然で、場合によっては、正反対の反応を示すこともあり得る。 |
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