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このような、あらかじめ定められ方向づけられた「感じ方」といったものが、たとえ無意識であっても、人為的で意図的に作られた感覚なのであって、そしてこれが人間の頭の中を支配しているのである。そうして自分や人々の中で、印象やイメージの世界を作り上げているのである。そしてこれを基にして思考や意識が演じられているのである。 なぜか? このように演じることが、それがこの社会が求めるシステムであり秩序だからである。これが、世間で言うところのルールでありマナーだからである。常識だからである。いわば、それがこの社会が求める人間モデル・優等生なのである。 従ってまた、そのように思い込まなければならず、また、そう思い込むことが、その社会にとっての共有された意識でもあって、その証明、しるし(印)となっているのである。それは外に向かって示された標識・レッテルなのである。そしてそれを基にして意識が共有され、世の中というのがまとまるのである。秩序と安定が保たれるのである。 |
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