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1、主観。


「客観的」というのは、自分というのを外からながめているのであって、自分を含めた世界全体を、自分とは別の他者として見ている。このような、自分を他人として見ているような人間とは、いったい、だれのことなのだろうか?

。肉体は自己の精神が宿る場所であり、自己の精神が現れ出たカタチである。だからまた、この肉体のカタチや仕組みを通して自己が表現されるし、そしてまた、自分が自分たり得るのである。これは自分自身の中にある、種としての自分自身の感覚や情緒のリズムのことを言っている

しかし、この自分の肉体というのは、自分以外の他者によってすでに与えられたものであって、他者によって定められ、決められたものであって、自分で選ぶというのが出来ないのである。

そしてこの、あらかじめ定められたカタチと、そこから規定されるてくる、意識や行動や考え方のパターンの領域の中で行われているのが、自分自身の主観の世界なのである。

そしてこの主観を、外から見ると「客観」なのである。第三者の立場で自分を見ているのである。

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