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1、おなじもの。
夢も現実も空想も、同じ延長線上にある。それらは本来おなじもので、ただそれを示す境界線の位置が異なるだけだ。

それはまた、夢も同じである。事実としての対象が存在しない世界、自分だけの空想が作り出した観念の世界がそうである。そしてこれの境界線となるのは、現実の物理的・空間的障壁なのである。

目覚めるとは、こうした意識の限界が事実として認識されて、自分自身を拘束するということである。しかし、そうだとすれば、人間にとっての現実もまた、同じなのである。

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