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どこへ行くアテもなく、理由も目的もない。なにも定まらず、ワケもわからず、また、それを知る必要もない。いま居るこのままがちょうどよいのである。そして、このままでさ迷い、ただよい、移ろい、過ぎてゆく。 ワケもなく。ただ気持ちよく、心地よく、そうした何かワケも分からないものが僕を包んでいる。柔らかく、包むような感触。心地よい夢の中や、フトンの中、夢うつつの世界。ふわふわ、ひらひらと漂いさ迷っている。 責任も理由もケジメも、あいまいで、そんなものは不要でなんら意味を持たない。ぼんやりしていて、どこまで行っても曖昧(あいまい)なままで、自分と他人との区別が出来ないでいる。そんなものは要らないし、意味をなさない世界なのである。 |