| index＜ 日誌 ＜ as同一性 ＜ 18-399「たのしいこと」p4- |
| それは、自己と外（そと）の現実世界との関係を言っているのであって、このような現実、言い換えると、このように観念化された現実の、見え方や感じ方のパターンといったものは、このような現実においてのみ有効に機能しているのである。 だからまた、それが必然であり、また、そとの世界がそのように感じられてもくるし、見えてもくる理由であったのである。このように自己と外の現実とがセットになっている、このような現実においてのみ、自分というのが生成されるし、また、保存もされ、継続し得るのである。 しかしまたそれは、自己の限界でもあって、制約としての壁（かべ）を示しているのであって、そのそとへ、それが制約している「囲い」の外へ出ることによって始めて、それが自分にとって直接に現実的なものになる。 |