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「まだら模様」


5、特徴。


純粋学問の根底にあるのは、
自己意識というもので、それが、
ヨーロッパ・キリスト教の特徴なのであって、
東アジアにはないものなのである。
例えば、日本ではそれが、
協調性という「和」のなかで、
個というのが、眠ったままの状態なのである。

だから、そこからまた、プライバシーや人権、
人格や個性といったものが、
ことばだけの、頭のなかだけでとらえられ、
現実から離れていく。自分の経験や記憶、
生き方として、とらえられることがないのである。
市役所や市民センターで、
人権、人権と執拗にくりかえし、
標語や講座や催し物で大々的に宣伝され、そうして
ただそれだけで、理解できたと思えてくるのである。


 戻る。              続く。



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