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1、背景。


自己が現れる場面、ないし、自己のカタチといったものは、自己以外の場所で現れる。すなわち、現実の世界を通して現れることになる。自己とは、現実にないものなのである。それは、現実とは別世界の観念的で可能性としての自分なのである。

しかし、そうした自己というのが、カタチをもって現実の世界に現れるということは、現実の世界にあるものを通して現れるしかなく、そして、それはまた、現実に存在するものや、そうした環境の条件によって規定されるということである。

これが、自己を規定する背景であり、条件であり、方向性であり、そしてまた、自己というものの前提になっているのである。


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