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2、必然性。


自己のすがたやカタチ、そしてそれが現実に存在する理由や意味といったものが、それが生きて存在し活動している、現実の世界を通して表現される。それ以外に、自己の表現方法がないのである。。それは、自己というのが、現実に現れることのできる唯一の場所なのである。

自己という観念ないしタマシイはこの現実を通して、始めて自己の現実に見えるカタチを得るのである。すなわち、現実にあるもの、空気や水、山や川などといった、それらすべてを含み包んでいる、この現実の世界から自らの存在の材料を得ているのである。

そうやって、自らの目に見えるカタチを得ることになるのである。それはちょうど、肉体を持たない人間が存在しないのと同じである。肉体という現実のものを得て始めて、人間は現実の世界に現れることができるのである。

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