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記憶は、記憶するものに対してなされるあって、カタチなきものに対して何かを記憶することはない。それは出来ないし、仕方のないことである。そしてこのカタチとしての「もの」が自己の内部での論理の関係性なのである。 人間は出来事に対して、その印象や感覚でもってそれを記憶しているのであるが、しかしまたそれ自体は、すでに知られている自分自身の内部での関係性において、そしてまた、それを基に理解され記憶しているのである。 そうした関係性の時間的な連続が自己の同一性なのであるが、それがどこかで破壊されている。途切れてバランスが悪く不釣り合いで、変異を余儀なくされている。避けることも逃げることもできない強制力として、自分を支配していることに気づくのでだる。 |
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