index < 日誌 u. 日本。18-73 「情緒」


 
2、仲間。



いつも変わらない笑顔と優しさ、そして仲間たち。何も変わらない。自分と仲間をへだてるのは何もない。要するに人格の放棄。プライバシーの侵害、セクハラが日常的に常態化した世界である。そうしたことが、日本という社会を支配している情緒である。このような日本的情緒が日本の政治と経済・文化を支配している。

それは無意識の世界であって、文化や政治体制の根源にあるものであって、それが、つまり情緒がすべてを支配している。もちろんそれは、民族の個性とでも言うべきもので、民族が生成されて来た自然環境や、生存の型式の必要から生まれて来たものである。

無意識の世界とはこのことなのであって、人間の肉体と感覚がそれと意識することなく獲得して来たものなのである。そうやって自己を保存し継続してきたのである。それが、民族の個性であり、「情緒」なのである。


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