| index ＜ 日誌 ＜ v 夢の中。<18-78「人影」 p4 |
| やはり、感情的な怒りや憎しみ、うれしさ楽しさといったものは人間の姿、それも顔の表情といったものが最もこれをよく表現しうる。 確かに心地良さとしての花畑や雲の上といったものは楽しさうれしさといったものを表現しうるかも知れないが、真に人間的な感情といった場合、人間に対する人間の感情といった場合、憎しみや悲しみといった場合、やはり人間の表情といったものが、だれにとっても最もわかりやすく、またイメージもしやすい。 人間的な感情や情緒といったものは、やはり人間でもって表現されるのが、もっとも直感的・直接的で、またそれを誘い暗示し示唆している。これは直感であり第六感であり、そしてまた本能的な無意識の衝動の世界を表現している。だから芸術的な絵画や彫刻などでは人間のすがたカタチ、そしてその表情や動きといったものが最もよくそのテーマとして用いられている。 |