index< 日誌 < v夢の中 < 18-005「ガイコツの夢」 |
しかし、それにしてもなぜ、ガイコツなのだろうか? それは、現実のなかで自分が持っているもののすべてを捨てている。または、失っている、そうした存在である。服も生身の肉体も喪失している、それがガイコツなのである。そのようにして自分自身の情緒の世界を表わしているのである。 そうした根源的で本能的な何かの衝動といったものが、直接に表れている。それは、理由や原因、それに何かの順序や経路、手段を無視して直接に迫ってくる。そうした直接的で本能的・直感的な世界なのである。 思考を素通りして、そうした意識そのものを無視して直接に表現される。つまり、これが意識の届かない世界であって、夢の中の、無意識の世界なのである。 |