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7、印象。
自分の中の強いストレスが息苦しさとなって、それが空気の重さや暗さとして感じられてくる。不規則で不安定な心拍と血流、そして呼吸の息苦しさ、神経の疲れといったもの。そうしたことが内向的になって、うつむき、心理的にも、生理的にも、閉じて憂欝になってくるという状態である。

あるいは、反対のケースであれば、気分的な楽しさ嬉しさ心地よさが生理的な明朗さや快活、自分の外に向かう開いた明るさ、軽さとして感じられてくるのである。

たとえば、なんの訳もないのに肉体がそれ自身で、そのように感じられてくることが多々あるのである。その場所が持つ風景の特殊な雰囲気といったものが、人間をしてそうさせるのである。

それは、自分自身の身体の生理の情緒的な気分といったものが、外の現実世界に対するかかわり方を示しているのである。自分でも意識することなく、なにかを求めていて、願い、あるいは反対に避けていて、意識することなく何かを指向し続けているのである。そうしたことが私たち人間の、無意識の情緒の世界を支配していて、そして動かしているのである。


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