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しかし、これは当然なのであって、それぞれが、それぞれの別の都合によって機能し、作用し合っているのである。こうした「違い」ということが、それぞれにとっての機能の基になっていて、そしてまた、その理由になっているのである。 そうやって世界というのが、人間にとって無限の限りないものとして、人間に係わりあってくるのであって、それはまた同時に、人間が自分自身を、限りなく計り知れないものとして自分自身に対してゆくのである。 そうやって、自分の中で自分が分裂し、そして自分が自分に対立し、そうして自分というのが意識されてくるのである。 |