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1、輪郭。


最近、つまらないことで悩み続けていて、他人から見れば些細などうでもよいようなことなのであるが、ぼく自身にとって見れば、それはそれで切実で深刻な悩みであり続けたものだったのである。

たぶんそうしたことが、ぼくの心のなかで解決と心のやすらぎを求めていて、これが夢の中で、なにか得体の知れない谷や、カゲロウや、あるいは樹木の幹で表される、理路整然ととした系統樹のようなものとして、映し出されたのではないだろうか。

それが、ぼくが願い求め、信じようとしたものとして、具体的な解決策が何も見えないのであるが、ただそうした「悩み」というのだというのが、はっきりしたカタチと明確な輪郭を持つものとして、自分自身に意識されたということである。

それは意識もされ、自覚もされなければならないものだったのである。そしてまた、そうした自意識自体が、すでに「悩み」というのが晴れて見透せるようになっている、ということでもあって、解決に向かい始めたことのように思えてくるのである。



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