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3、たましい。


夢にとって興味のあるもの、意味あるもの、そしてそれを自分に伝えようとしているものとは、非現実的で非論理的な無意識の世界なのである。詳しくいうと、始め方で説明しておいた、自分自身の感じ方や情緒の世界なのである。

このような、「願い」というのは自分自身の方向性であり、そして自分が「信じようとしているもの」とは、自分自身の心の拠り所、きずな(絆)であり、タマシイのことである。そしてそれが求めるのは、自分と自分たちの居場所なのである。

そうしたことを自分自身の情緒や「感じ方」の世界で表現したのが夢の世界なのである。あるいはまた、夢の中というのは、現実から切断された、そしてものの考え方というものからも独立し、対立して存在する情緒と感覚だけの世界だということである。

そしてまた、このことが、現実を生きている自分自身よりも、より根源的で本質的な世界だと言えるのである。より本当で正直な自分を映しているのである。それはタマシイ(魂)の世界であって、生きている自分の存在やその理由以前の世界なのである。



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