index< 日誌 < aa暗示 < 19-017「続、続、いさぎよい」p4- |
それは、自分の意志とは関係なく、自分が納得しなければならないもの、自分が了解し、賛同しなければならないものとして理解されている。また、そのようにシツケ(躾)られてもいる。それは、だれにとってもそうであるような、暗黙の了解、無言の合意事項であって、また「空気」でもあって、シキタリやオキテ、作法とでもいったものなのである。 それは、本来の自分の意志とは関係のないものであり、そしてまたこれが、自分を支配する絶対の戒めの強制力として自分に迫ってきて、自分を動かして行くのである。 考え方や生き方、感情や情緒までも支配し、そして強制してゆくのである。あるいは、感情や情緒といったもの自体が、このようなものとして、自分のなかで形成されてゆくのである。あるいはまた、そのようなものとして自分の中に書き込まれてゆくのである。シツケや習慣としてそうなのである。 |