index< 日誌 < am種 < 19-032「観念の世界F続、排除」P4- |
しかし、このような排除には経済的要因、すなわち、利権や利害関係といったものが大きくかかわっている。もしかすると、これがあらゆる排除の根底にあるのかも知れない。自分たちの日常と生活を脅かす存在という意味で、そうなのである。 こうした「排除」には、近代(15世紀〜)という合理化され、定形化・規格化され、均質・均一化された社会のあり方が大きくかかわっている。もちろん、それ以前からもあったが、経済的要因が特に大きくかかわってくる、という意味で特にそうなのである。 このような社会では同じであること、均一であることが求められるのである。そうした社会なのである。このような時代の条件、あるいは背景といったものが集団主義と、そして集団でない者の排除という行動と考え方に大きくかかわってくるのである。自分たちの団結と進歩に逆らう者と見なされるのである。 |